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生前にお墓を建てる「寿陵(じゅりょう)」とは? メリット・デメリットと相続税対策を完全解説

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生前にお墓を建てる「寿陵(じゅりょう)」とは? メリット・デメリットと相続税対策を完全解説
 目次

近年、「終活」という言葉が定着し、ご自身の最期に向けて様々な準備を進める方が増えています。その中でも特に注目を集めているのが、生前にお墓を建てる「生前建墓(せいぜんけんぼ)」です。

「子どもに負担をかけたくない」「自分の納得のいくお墓に入りたい」といった想いから、40代〜60代で早々にお墓の準備を始める方が増加しています。また、生前にお墓を購入することは、実は「相続税対策」としても非常に有効な手段であることをご存知でしょうか。

本記事では、生前建墓(寿陵)の基礎知識から、具体的なメリット・デメリット、相続税対策としての効果、そして購入を進める際の手順と注意点まで、東京でお墓探しをサポートする阿曽石材が徹底的に解説します。

寿陵(じゅりょう)とは? 生前建墓の歴史と意味

寿陵(じゅりょう)とは、「寿(いのちながく、めでたい)」という字と、「陵(みささぎ、お墓)」という字が組み合わさった言葉で、文字通り「生きているうちにお墓を建てること」を意味します。

古代中国では、皇帝が自身の権力と長寿を願い、生前から壮大な陵墓を建設する風習がありました。日本においても、聖徳太子をはじめとする歴代の天皇や、歴史に名を残す偉人たちが寿陵を建てたという記録が残っています。

仏教の教えにおいても、生前に自分のお墓を建てて供養をすることは「逆修(ぎゃくしゅ)」と呼ばれ、非常に功徳の高い行いとされています。自分のために仏事を営むことは、死後に家族から供養してもらうよりも何倍もの功徳を得られ、長寿や子孫繁栄をもたらすと信じられてきました。

このように、生前にお墓を建てることは、決して「死を急ぐ」ような縁起の悪いことではなく、むしろ「生を尊び、残りの人生をより豊かに、前向きに生きるための準備」として、古くから尊ばれてきた伝統的な文化なのです。

生前にお墓を建てる4つの大きなメリット

現代において生前建墓を選ぶことには、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。大きく分けて4つのポイントが挙げられます。

1. 自分の希望や個性を100%反映したお墓づくりができる

亡くなった後に家族がお墓を建てる場合、遺族は時間的・精神的な余裕がない中で急いでお墓を決めなければならず、一般的な無難なデザインのお墓に落ち着いてしまうことが多くあります。

生前であれば、時間をかけてじっくりと霊園を見学し、墓石のデザイン、石の種類、彫刻する文字やイラストなどを、ご自身が納得いくまで選ぶことができます。最近では、趣味の道具をモチーフにしたデザイン墓石や、好きな花をあしらった洋型墓石など、個性を表現できるお墓が人気を集めており、自分らしい終の棲家をプロデュースできるのは生前建墓ならではの醍醐味です。

2. 残される家族の精神的・経済的負担を大幅に軽減できる

大切な家族が亡くなった直後、遺族は深い悲しみの中で葬儀の手配、役所への手続き、遺品整理、相続手続きなど、膨大なタスクをこなさなければなりません。それに加えて「お墓探し」という重大な決断を迫られることは、非常に大きな負担となります。

もし生前にお墓が準備されていれば、遺族は「四十九日法要や一周忌のタイミングで、どこに納骨すればよいのか」という最大の悩みを抱えずに済みます。また、お墓の購入にはまとまった費用がかかるため、遺族の経済的負担も軽減されます。自分亡き後、愛する家族が少しでも心安らかに過ごせるようにするという思いやりが、生前建墓の最大のモチベーションとなっています。

3. 相続税の節税対策として高い効果を発揮する

あまり知られていませんが、生前建墓は合法かつ効果的な相続税対策となります。日本の相続税法では、お墓や仏壇、仏具などは「祭祀財産(さいしざいさん)」と呼ばれ、相続税の非課税財産として扱われます。

例えば、現金で300万円を遺して亡くなった場合、その300万円は相続税の課税対象となります。しかし、生前にその300万円を使ってお墓を購入しておけば、お墓は非課税財産として家族に引き継がれるため、相続税の対象から外れるのです。都市部でアクセスの良いお墓を建てる場合、費用は高額になりがちですが、その分だけ相続税の節税効果も大きくなります。

4. じっくりと時間をかけて「終活」に向き合える

人が亡くなった後にお墓を建てる場合、数ヶ月という限られた期間で霊園選びから墓石の完成までを終わらせなければなりません。焦って決めた結果、「自宅から遠くてお参りに行きにくい」と後悔するケースも少なくありません。

生前であれば、納骨の期限に追われることがないため、複数の霊園を季節を変えて見学し、日当たりや水はけ、管理体制、バリアフリー設備の有無などを自分の目でしっかりと確かめることができます。

生前建墓のデメリットと注意すべきポイント

多くのメリットがある生前建墓ですが、後悔しないためには事前に知っておくべきデメリットや注意点も存在します。以下の4点には特に気をつけましょう。

① 購入した直後から「年間管理費」が発生する

お墓の費用は「永代使用料(土地代)」と「墓石代」だけではありません。共用部分を維持するための「年間管理費」が必要となります。生前にお墓を購入した場合、まだ誰も納骨されていなくても、契約したその年から年間管理費の支払いが始まります。老後の資金計画と照らし合わせておくことが重要です。

② 初期費用としてまとまった現金が必要になる

生前建墓は、生きている間にご自身の資金でお墓を購入することになります。お墓の購入費用は全国平均で150万円〜250万円程度と言われており、東京都内ではさらに高額になる傾向があります。ご自身の老後の生活資金(医療費、介護費用など)に支障をきたさない範囲の予算で検討することが鉄則です。

③ 家族(特に承継者)の理解と同意が不可欠

自分のためのお墓とはいえ、亡くなった後にお墓の維持・管理をし、お参りに来てくれるのは残された家族や子どもたちです。「海が見えるから」と自宅から遠く離れた霊園を勝手に購入してしまうと、将来のお参りが負担になるかもしれません。必ずお墓を継ぐ予定の家族と一緒に見学し、合意を得ながら進めることが将来のトラブルを防ぐポイントです。

④ 生前には申し込みができない霊園(公営霊園など)がある

公営霊園(都立霊園など)は費用が安く管理も安心なため人気が高いですが、申し込み条件として「現在、手元に納骨すべきご遺骨があること(遺骨保持)」を定めている自治体が多数あります。ただし、近年では生前申し込み(寿陵)を許可する公営区画や樹木葬も増えているため、事前の確認が必須です。

相続税対策としてお墓を購入する際の「絶対知っておくべきルール」

先ほど「お墓は相続税の非課税財産になる」と説明しましたが、この節税効果を正しく得るためには、税法上の重要なルールを理解しておく必要があります。

ルール1:ローンで購入した「未払い分」は債務控除の対象外

もし「建墓ローン」などを利用して分割払いで購入し、ローンの支払いが終わらないうちに亡くなってしまった場合は注意が必要です。通常、亡くなった方が残した借金は遺産総額から差し引くこと(債務控除)ができますが、お墓のような「非課税財産」を購入するための借金は、例外として債務控除の対象として認められません。

つまり、未払い残高がある状態で亡くなると、家族はローンを返済しなければならない上に、相続税の計算上も借金として差し引いてもらえないという「二重の負担」を負うことになります。相続税対策として生前建墓を行う場合は、必ず「現金一括払い」で購入し、支払いを完済しておくことが絶対条件です。

ルール2:お墓の「過度な装飾」や「純金製の仏具」は課税対象のリスク

お墓や仏壇・仏具は「日常礼拝の用に供しているもの」であれば非課税となりますが、税務署から「投資目的」や「骨董品としての価値が高い」と判断されると、課税対象とみなされる場合があります。常識的な範囲を超えた超高額な墓石などは「換金性の高い資産」とみなされるリスクがあるため、一般的な供養の範囲内でのお墓づくりを心がけましょう。

後悔しない!生前建墓を進めるための5つのステップ

生前建墓を成功させるためには、正しい手順を踏むことが大切です。以下の5つのステップで進めていきましょう。

STEP 1
家族会議を開く(予算と場所のすり合わせ)

まずは配偶者や子どもたちと話し合い、「生前にお墓を建てたい」という意思を伝えます。誰がお墓を継ぐのか、将来のお参りのしやすさ、予算の目安などを共有します。

STEP 2
霊園・墓地の情報収集と現地見学

条件に合う霊園を複数ピックアップし、必ず現地に足を運んで見学しましょう。園内の清掃状況、バリアフリー対応、水汲み場やトイレなどの設備を自分の目で確かめます。

STEP 3
石材店の選定とデザインの打ち合わせ

担当の石材店が決まったら、墓石の形状(和型、洋型、デザイン型など)、石材の種類(国産、外国産)、彫刻する文字やデザインについてプロのアドバイスを聞きながら詳細を詰めます。

STEP 4
契約と支払いの完了

霊園の「永代使用契約」と、石材店との「墓石建立契約」を結びます。キャンセル規定や保証内容を確認し、相続税対策を兼ねる場合は一括での支払いを済ませておきましょう。

STEP 5
お墓の建立と「開眼供養(建碑式)」

墓石が完成したら、ただの石を「礼拝の対象であるお墓」にするための儀式である「開眼供養(建碑式)」を行います。生前建墓の開眼供養はお祝い事とされているため、明るい雰囲気で行われます。

阿曽石材がお客様の「生前建墓」を全力でサポートします

生前にお墓を建てることは、人生の集大成とも言える大切なプロジェクトです。だからこそ、お客様の想いをしっかりと汲み取り、形にできる信頼のおけるパートナー選びが欠かせません。

私たち阿曽石材は、東京都内および近郊を中心に、長年にわたり多くのお客様のお墓づくりをお手伝いしてまいりました。「都立霊園で生前予約ができる区画はあるか?」「子どもに負担をかけない永代供養付きのお墓が良い」といった現代ならではの多様なニーズに対し、豊富な実績と専門知識に基づき最適なご提案をさせていただきます。

費用の透明性を徹底し、見積もり段階から追加費用のない明確な提示を行っております。石材の品質保証はもちろんのこと、建立後のアフターメンテナンスにも万全の体制を整えております。

まとめ:生前建墓は「人生をより豊かに生きるための第一歩」

生前建墓(寿陵)は、決して「死への準備」という暗いものではありません。「自分らしいお墓を自分の意思で選ぶ」「愛する家族に負担や心配をかけない」「相続税対策として賢く資産を守る」といった、数多くの実用的なメリットを持つ、非常に前向きな終活の一環です。

「まだ元気だから早すぎる」と思う時期こそが、実はお墓探しに最も適したタイミングです。体力と気力があるうちに、様々な霊園を巡り、家族と語り合いながら理想のお墓を見つける過程は、これまでの人生を振り返り、これからの人生をどう生きるかを見つめ直す素晴らしい機会となるでしょう。

阿曽石材では、お墓に関するあらゆる疑問やご不安に対して、専任のアドバイザーが親身になってお応えいたします。「費用の目安が知りたい」「まずはパンフレットだけ見てみたい」など、どのようなことでも構いません。どうぞお気軽に、株式会社阿曽石材までご相談ください。

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